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事業開発の歴史や展望

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ジェンダーレスアクセサリーブランド

tsui(ツイ)

愛される商品をユーザーと共創し、拡大を急がず丁寧にブランドを育てる

TYPE:自社サービス
TAGS:#創業 #ブランド事業 

Summary

  • EC専業のD2Cモデルで2022年06月にブランドリリース。
  • SNSで数万いいね以上の投稿を連発し、Instagramは1万フォロワーを突破。
  • ブランドリリース後、昨年対比平均300%以上の成長中

「本質的なビジネスモデル」という手段から検討を開始したD2C領域での新規事業。

商品の企画・製造から販売・コミュニケーションまで全てを中間業者を介さずに一貫して自社で行なうことから、
1/ブランドオーナーと顧客が直接繋がりフィードバックをもらえる。(CRMとR&Dの融合)
2/原価率の高い良い品質の商品を提供できる。
この2点に魅力を感じ、D2Cのビジネスモデルへの参入を検討しはじめた。

D2Cという概念はまだ歴史が浅く大きな枠組みで考えると新興企業が戦いやすい領域、そして何より、事業成長 = 組織成長(採用強化)ではなく、少数でも指数関数的に伸びる可能性があること(≠ 人材紹介ビジネス)から、既存事業とバランスの良さも魅力だった。

SNS、CRM、Webマーケティング、データ活用、デザインなど、D2Cにおける事業成長のキードライバーが自社のケイパビリティとも重なっていたこともポジティブで、検討を本格的に進めることになった。


その事業が拡がった未来は、社会から共感されるものであるか。

製品をアクセサリーからスタートさせたのには、いくつか理由がある。
1/あらゆるブランドカテゴリーの中で、価格差が大きい領域であり高価格帯での商品展開可能性があること。これは好みだが、低価格帯の商品よりも高価格帯で勝負できるカテゴリーを選んだ。
2/アパレル、コスメ、日用品、食など、有名D2Cブランドが乱立している中で、まだスペースがある領域だったこと。
3/サプライチェーンを調査した結果、D2Cモデルに向いていたこと。(効能での差別化が難しい ≠ 食品・化粧品・育毛剤等)

そして、ドメインエキスパートであるキーパーソンとの出会いがあったことが最大の理由である。前提、アクセサリービジネスに知見がある人間を能動的に探してはいたが、彼女との出会いがなければはじまることはなかった事業だった。

また、初期からポジショニングのひとつとしてデザインのテーマに「ジェンダーレス」を据えた。現代において、ビジネスの目標数値達成とソーシャルグッドを両立できる企業・ブランドでなければ勝ち残れないという危機感があり、このポジショニングの選定には最も時間を投下した。
※後にミッションステートメントとして定める”共感される未来を志す”にも繋がる。

「アイテムを性別で分類しない」という考え方には、私自身の友人による原体験もあり、大きな社会の変化・流れも感じていた。
なお、Z世代(1995年~2010年 生まれ)は約半数がアイテムを男性または女性に分類しないブランドを評価しているというデータもある。
※マッキンゼーの調査レポート❏


すべての人が、自分らしく、境目のないオシャレを楽しめる。

tsuiは、「FASHION WITHOUT BORDERS(すべての人が、自分らしく、境目のないオシャレを楽しめる)」をブランドパーパス(存在意義)として掲げている。

まだ顧客の反応が何も得れていないリリース前からパーパスを決めてしまうのは大げさに見えるかもしれない。だが、現代のブランドは「どんな目的で社会に存在したいのか」を規定し、それを形にしていくことが求められていると感じていたため、初期から定義してブランド開発を進めた。

また、私たちは廃棄を出さないことに加え、生産過程の追跡が可能なラボグロウンダイヤモンドの利用(天然⽯や⾦属を採掘する際の児童労働や、紛争地域での軍資⾦にされている資材を使⽤しない)など、環境への配慮、サスティナブルへの取り組みも行っている。


商品づくりは、ユーザーとともに。

ブランドビジネスにおける「コア」は何かと聞かれれば、もちろん商品と答える。どれだけ良いパーパスを掲げ、どれだけマーケティング施策を突き詰めても、選ばれる商品を作らなければ事業は成立しない。そうした背景から、私たちのチームのリソースの多くは新商品の開発に当てられている。

そして新商品開発はユーザーやファンの皆さまとともに進めている。まさに、D2Cならではのやり方だ。
「悩んだらユーザーに聞こう。」商品開発チームの合言葉になっている。

Instagram内でのユーザーアンケート

市場規模拡大>シェア拡大。カテゴリーの創出と浸透によってトップを目指す。

既存のカテゴリーの中で競合と売上のシェアの取り合いをするのではなく、カテゴリーの市場規模そのもののパイを大きくするためのアプローチを考える。

tsuiは、「ジェンダーレスデザイン × ペア利用」という市場を伸ばそうとしている。
従来ペアアクセサリーは、男性はブラック、女性はピンクのようなデザインが主流だった。そこに対して、時代の流れやユーザーインサイトの変化を起点に、このタイミングでポジションを取りにいっているのがtsuiのアクセサリーである。

この考え方や世界観を、Instagram、X、TikTokなどのSNSを活用しながら、より多くの方へ届けていきたい。

INFO

サービス

tsui

運営会社

株式会社OnlyX

公式サイト

https://tsui-jp.com/

Recruit

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